新卒入社後に、プログラミングについていけず、大きな挫折を味わったときです。

大学では心理学を専攻していましたが、就職活動では「手に職をつけたい」という意向から、IT企業のシステムエンジニア職を志望し、新卒で入社しました。もともと謎解きやものづくりが好きで、それがプログラミングにも通じると聞いていたため、楽しみにしていました。

しかし、入社後の研修ではプログラミングを理解するのに苦労し、毎日ついていくのがやっとの状態でした(実際にはついていけていなかったかもしれません)。同期と比較すると、ITに関する資格を早めに取得していたことから、周りからは「苦戦していそうだけど、何とかなりそうな子」と思われていました。そのため、自分のしんどさを伝えても信じてもらえず、そのまま配属されました。

配属後の環境では、不明点を相談できる人がほとんどいない状況や、同期の中でも「できる人」だと思われていること、さらには「自分が何を分かっていないのかすら分からない」という状態が重なり、完全に心が折れてしまいました。最終的には、2017年12月に退職の相談をすることになりました。