社会人2年目くらいからです。
私は進学校を卒業したのち、大学に進学しませんでした。大学に行かなかった理由は、シンプルに目的がなかったからです。大学進学に必要な学力は十分にあったこともあり、親などの周りに強く反対されましたが、自分の性格上、自分の道は自分で選ぶ、という意思のもとでの決断でした。
卒業後は上京し、社長秘書や不動産営業、飲食店など様々な業種を経験しました。その中で、生きることに必死な方々と多く出会いました。彼らは、学歴というバックグラウンドを持っているわけではないので、自分自身で必死に土台を作り上げながら実力を磨くことで成果を上げており、かなりの衝撃を受けました。また一方で、その過酷さに耐えられずに心を病んだり、最終的に生活できなくなる人を見てきました。
このような周りの環境の影響もあり、自分自身の将来が不安になり、どのような進路を歩んでいくべきか、ずっと考える日々が続きました。
きっかけは大学進学です。社会人のときの周りの環境から、自分の人生について真剣に考える機会を得ました。
そんななか、私の中で「誰かの問題を解決して、力になりたい」という気持ちが強いことに気付きました。医療の道など様々な選択肢を考えましたが、結果として情報学の道へ行くことにしました。理由としては、数学がもともと得意だったので、応用が効くと思ったから、そして、情報学の知識を使うことで、より多くの人を助けたり、課題解決に携われるというビジョンが描けたからです。
そのためには、大学で基礎から勉強する必要があるという考えに至り、慶應大学を受験し、見事合格できました。24歳のときに大学に入学し、情報学だけでなく、経営などの幅広い勉強をしていく中で、さらに私の将来のやりたいことが鮮明化されていきました。そのおかげもあり、エンジニア・データサイエンティストとして内定をいただくことができ、現在は自分が今後やっていきたい夢の第一歩に近づけたと実感しています。また同時に、将来への不安ではなく希望に満ち溢れた人生に変わりました。
私は、本当にその夢を実現したいなら、3年でも5年でも10年でも頑張り続け、叶うまで諦めずに努力し続けることが大切だと思います。私は24歳で社会人を辞めて大学に入学するという決断をしましたが、目的のためなら年齢関係なくチャレンジすることも夢を叶える重要なファクターだと考えています。
現在はミス慶應ファイナリストとしてSNSを中心としたメディア活動を行っています。
発信力のあるミスコンという立場だからこそできる発信を行うため、この記事サイトを開設しました。自分のような変わった経歴や、人生の中で大きな障害があった方々にインタビューを行っています。前述のように、今後はエンジニア・データサイエンティストとして働きながら成長し、ゆくゆくは自分の目標を達成するための、活動/事業を行っていきたいと思っています。